Goole
2016年03月07日
1 : 海江田三郎 ★ :2016/03/07(月) 11:55:42.94 ID:CAP_USER.net
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20160307_746930.html
「データ損失の可能性が高くなってもよいので、キャパシティとシステムの性能にフォーカスしたディスクを」。巨大なデータセンターを世界で運用するGoogleが、こんな要望をブログに綴った。クラウド時代に合う新しいアプローチが必要というが、いったいどんなものか? この変わった要望にハードウェアベンダーは応じられるのだろうか?
ディスクをグループ化してパフォーマンス改善
「Googleはデータセンター向けの新しいディスクを求める」。Googleのクラウド事業「Google Cloud Platform」の公式ブログが2月23日付で、こう題したエントリーを公開した。同時期に開催されていたイベント「2016 USENIX conference on File and Storage Technologies(FAST 2016)」に合わせたもので、新しいディスクのあり方を考えようと業界と学術界に呼びかけたものだ。
それによると、現在のハードドライブディスク(HDD)はPC向けとしてスタートした3.5インチのフロッピーディスクが進化したに過ぎず、「最適な設計とは言えない。われわれはクラウドベースのストレージ時代に移行しており、モダンなディスクドライブのデザインとはどのようなものかを再評価するときではないか」というのだ。
問題は拡張性だという。Googleのホワイトペーパーによると、YouTubeへの動画アップロード量は5年間に10倍に増えている。世界中のユーザーから毎分400時間分の動画がアップロードされており、毎時1GBが必要になるという。これは毎日、新たに1ペタバイト分のストレージ需要につながっている。
この増加に対応するには、現在のHDDでは限界があるというのがGoogleの見解だ。「業界は1ドル当たりギガバイトの改善には優れているが、ギガバイトあたりのIOPS(Input/Output Per Second=1秒間に読み込み・書き込みできる回数)の改善はそれほどでもない」とGoogleは述べている。
Googleの提案は、サーバー1台ごとに1台のディスクを置くのではなく、ディスクの集合体を最適化することだ。「データ損失対策に充てるコストや労力を、キャパシティやシステムのパフォーマンスの改善」にシフトさせ、その結果として「信頼性が低くなってもよい」とする。「どのみち、データはどこかにあるのだ」と言う。
このほか、フォームファクタ(ドライブの高さを高くする)、セキュリティ(ファームウェアのみの変更サイクルの短縮化)などの変化も考慮すべき点として挙げている。
Googleの提案は常識を覆すようなものだが、The Next Platformは、これを細かく分析して、妥当なものだと結論している。
まず市場面の背景として、クラウドへのシフトで、消費者、そして企業も自社でデータを持つよりもクラウド事業者に任せる形態が増えている。この結果、HDDの市場も、PCと企業のデータセンターから、GoogleやFacebookのようなインターネット企業(”ハイパースケール企業”)や、AWS(Amazon Web Services)などのクラウド事業者へと移りつつある。
現在のモデルの拡張性が十分でないことは明らかだ。The Next Platformは、Googleの示したYouTubeの成長率を2024年にあてはめてそれを実証する。現在の成長率で進めば、2024年にユーザーがアップロードする動画は毎分5万時間となり、Googleは毎日125ペタベイトをインストールする必要がある。
これは、年間にすると20TBのディスク230万台、コストにして11億5000億ドルになると弾いている。当然、これらのHDDは「パフォーマンス要件を満たせないだろう」とThe Next Platformは述べている。「膨大な量とコストであり、GoogleがHDD分野でイノベーションを求めても不思議ではない」というのだ。
(続きはサイトで)
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http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20160307_746930.html
「データ損失の可能性が高くなってもよいので、キャパシティとシステムの性能にフォーカスしたディスクを」。巨大なデータセンターを世界で運用するGoogleが、こんな要望をブログに綴った。クラウド時代に合う新しいアプローチが必要というが、いったいどんなものか? この変わった要望にハードウェアベンダーは応じられるのだろうか?
ディスクをグループ化してパフォーマンス改善
「Googleはデータセンター向けの新しいディスクを求める」。Googleのクラウド事業「Google Cloud Platform」の公式ブログが2月23日付で、こう題したエントリーを公開した。同時期に開催されていたイベント「2016 USENIX conference on File and Storage Technologies(FAST 2016)」に合わせたもので、新しいディスクのあり方を考えようと業界と学術界に呼びかけたものだ。
それによると、現在のハードドライブディスク(HDD)はPC向けとしてスタートした3.5インチのフロッピーディスクが進化したに過ぎず、「最適な設計とは言えない。われわれはクラウドベースのストレージ時代に移行しており、モダンなディスクドライブのデザインとはどのようなものかを再評価するときではないか」というのだ。
問題は拡張性だという。Googleのホワイトペーパーによると、YouTubeへの動画アップロード量は5年間に10倍に増えている。世界中のユーザーから毎分400時間分の動画がアップロードされており、毎時1GBが必要になるという。これは毎日、新たに1ペタバイト分のストレージ需要につながっている。
この増加に対応するには、現在のHDDでは限界があるというのがGoogleの見解だ。「業界は1ドル当たりギガバイトの改善には優れているが、ギガバイトあたりのIOPS(Input/Output Per Second=1秒間に読み込み・書き込みできる回数)の改善はそれほどでもない」とGoogleは述べている。
Googleの提案は、サーバー1台ごとに1台のディスクを置くのではなく、ディスクの集合体を最適化することだ。「データ損失対策に充てるコストや労力を、キャパシティやシステムのパフォーマンスの改善」にシフトさせ、その結果として「信頼性が低くなってもよい」とする。「どのみち、データはどこかにあるのだ」と言う。
このほか、フォームファクタ(ドライブの高さを高くする)、セキュリティ(ファームウェアのみの変更サイクルの短縮化)などの変化も考慮すべき点として挙げている。
Googleの提案は常識を覆すようなものだが、The Next Platformは、これを細かく分析して、妥当なものだと結論している。
まず市場面の背景として、クラウドへのシフトで、消費者、そして企業も自社でデータを持つよりもクラウド事業者に任せる形態が増えている。この結果、HDDの市場も、PCと企業のデータセンターから、GoogleやFacebookのようなインターネット企業(”ハイパースケール企業”)や、AWS(Amazon Web Services)などのクラウド事業者へと移りつつある。
現在のモデルの拡張性が十分でないことは明らかだ。The Next Platformは、Googleの示したYouTubeの成長率を2024年にあてはめてそれを実証する。現在の成長率で進めば、2024年にユーザーがアップロードする動画は毎分5万時間となり、Googleは毎日125ペタベイトをインストールする必要がある。
これは、年間にすると20TBのディスク230万台、コストにして11億5000億ドルになると弾いている。当然、これらのHDDは「パフォーマンス要件を満たせないだろう」とThe Next Platformは述べている。「膨大な量とコストであり、GoogleがHDD分野でイノベーションを求めても不思議ではない」というのだ。
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転載元スレッド:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1457319342/
【IT】「ディスクの信頼性を下げてよい」 GoogleがHDD業界に提案
【IT】「ディスクの信頼性を下げてよい」 GoogleがHDD業界に提案
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