過労死
2010年05月24日
1 名前: オオカミウオ(岐阜県) 投稿日:2010/05/23(日) 20:28:07.66 ID:Fz/W1duj BE:1452444757-PLT(12001) ポイント特典
昇進して酷使される夫
30代の主婦。家族は、夫と子ども2人。夫は小売業の会社に勤めています。店長でしたが、昨年、地域の店舗を回って指導する立場に昇格しました。ところが昇格後、休日の数が激減。先月は3日間だけでした。たまの休日も、家でずっと仕事をしているか、疲れて寝ているかのどちらかです。
出勤日は、朝は子どもが起きる前に出かけ、帰宅はほぼ毎日午前0時を回ります。帰宅後にも山のように仕事があり、睡眠を取るのもままなりません。それなのに給料は以前と同じで、逆に携帯電話の通信費や交際費がかさむように。こんな劣悪な労働条件でもこの不況下、仕事を辞めるわけにはいかず困っています。どこに相談したら労働条件がよくなるのでしょう。いっそのこと辞めてしまったほうがいいのでしょうか。過労死しないかと心配です。これほどまで働かないと今の時代は生活していけないのでしょうか。(神奈川・B子)
◇
不況の中、早朝から深夜まで働く人も少なくないでしょう。しかし、あなたの夫の職場の労働条件は、明らかに労働基準法に違反しており、許されるものではありません。つまり、労働基準法では、労働時間を原則として1日8時間、1週に40時間以内と定め、週1日以上の休日を設け、残業代はもちろん、休日労働・深夜労働には割増賃金を支払うことなどが義務づけられています。そして、違法な事実があれば、労働基準監督署に申告すると、会社を指導するなど、改善のための措置をとってもらうことができます。違反した使用者には罰則の規定もあります。
ただ、過酷な職場を改善するには、そこで働いている夫自身が、黙ってないで、会社と交渉するなどの行動を起こすことが必要です。まずは夫に、労働基準監督署へ相談に行くよう勧めてください。都道府県の労政事務所等でも、労働問題全般の相談ができます。
なお、夫が会社の違法行為を申告しても、法律で、会社はそのことを理由に解雇その他不利益な取り扱いをしてはならない、と規定しているので、勇気を持って対処してください。
(土肥 幸代・弁護士)
(2010年5月23日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/gakko/20100523-OYT8T00177.htm?from=navr&from=yoltop続きを読む
昇進して酷使される夫
30代の主婦。家族は、夫と子ども2人。夫は小売業の会社に勤めています。店長でしたが、昨年、地域の店舗を回って指導する立場に昇格しました。ところが昇格後、休日の数が激減。先月は3日間だけでした。たまの休日も、家でずっと仕事をしているか、疲れて寝ているかのどちらかです。
出勤日は、朝は子どもが起きる前に出かけ、帰宅はほぼ毎日午前0時を回ります。帰宅後にも山のように仕事があり、睡眠を取るのもままなりません。それなのに給料は以前と同じで、逆に携帯電話の通信費や交際費がかさむように。こんな劣悪な労働条件でもこの不況下、仕事を辞めるわけにはいかず困っています。どこに相談したら労働条件がよくなるのでしょう。いっそのこと辞めてしまったほうがいいのでしょうか。過労死しないかと心配です。これほどまで働かないと今の時代は生活していけないのでしょうか。(神奈川・B子)
◇
不況の中、早朝から深夜まで働く人も少なくないでしょう。しかし、あなたの夫の職場の労働条件は、明らかに労働基準法に違反しており、許されるものではありません。つまり、労働基準法では、労働時間を原則として1日8時間、1週に40時間以内と定め、週1日以上の休日を設け、残業代はもちろん、休日労働・深夜労働には割増賃金を支払うことなどが義務づけられています。そして、違法な事実があれば、労働基準監督署に申告すると、会社を指導するなど、改善のための措置をとってもらうことができます。違反した使用者には罰則の規定もあります。
ただ、過酷な職場を改善するには、そこで働いている夫自身が、黙ってないで、会社と交渉するなどの行動を起こすことが必要です。まずは夫に、労働基準監督署へ相談に行くよう勧めてください。都道府県の労政事務所等でも、労働問題全般の相談ができます。
なお、夫が会社の違法行為を申告しても、法律で、会社はそのことを理由に解雇その他不利益な取り扱いをしてはならない、と規定しているので、勇気を持って対処してください。
(土肥 幸代・弁護士)
(2010年5月23日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/gakko/20100523-OYT8T00177.htm?from=navr&from=yoltop続きを読む
先月の人気記事
昨日ちょっとだけ読まれた記事