2023年01月16日

地下の井戸とかいう洒落怖屈指の怖い話

1 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:55:47.64 ID:FYZiuSOV0
これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。
ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。
でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う。
文章作るの下手だし、かなり長くなった。
しかも怪談じゃないから、興味の湧いた人だけ読んで欲しい。

今から数年前の話。俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんって人。
今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事はアウトソーシングですよ。
それも組織じゃなく、個人が雇うの。警察が介入してきたら、トカゲの尻尾切りってやつね。
その代わり金まわりは、かなり良かったよ。









野村証券、くも膜下出血で休職中の社員に顧客訪問や電話営業を命じ病状悪化・退職に追い込む

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2 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:56:01.73 ID:FYZiuSOV0
俺は都内の、比較的金持ちの日本人や外国人が遊ぶ街で働いてた。
日々のヤバい仕事っていうとすごそうだけど、実際に俺がやってたのは、ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。
キャバクラ行くと、必ず花置いてあんだろ?あれだよ。
で、花配りながら集金して回る。
もちろん、花屋に渡した代金の、3〜5倍はもらうんだけどね。
3万が10万、5万が25万になったりするわけよ。月に3千万くらいにはなったね。

俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。
それでも結構真面目にやってた。
相手も海千山千のが多いからさ。
相手が若僧だと思うと、なめてかかって、値切ろうとするバカもいるんだよね。
その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。起こす奴もいるけど。
でも警察呼ばれたら負けだからね。次から金取れなくなるから、組から睨まれる。タダじゃすまんよ。
そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。
一円も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。



3 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:56:15.09 ID:FYZiuSOV0
前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、Nさんの舎弟のSさん、Kさんなんかに、結構信頼されるようになった。
それで、時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになった。
積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。

荷物積む時は、俺は運転席から出ない事になってたし、後ろは目張りされてて見えないから。
それで、ベンツの後ろついてくだけ。
荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たされて、またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。
その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分のバイト代をもらえた。

ある夜、また呼び出された。
行ってみると、いつもとメンツが違う。いつもはSさんかKさんと、部下の若い人だった。
ところがその日は、幹部のNさんがいて、他にはSさん、Kさんの3人だけ。
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。
俺が着いても
「エンジン切って待ってろ」
って言ったまま、ボソボソ何か話してた。



4 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:56:28.83 ID:FYZiuSOV0
「…はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより…」

途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。何だか嫌な予感がしたけどね。
後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。
でも今回は、ドラム缶とか段ボールじゃなかった。
置いた時の音がね、いつもと違ってた。重そうなもんではあったけど。
更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。
いつもは俺一人でベンツについてくだけなのに。
しかも、いきなり首都高に入った。
あそこはカメラもあるし、出入口にはNシステムもあるから、こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。
首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、何ヵ所か地下に入るよね。
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは苦手なんだよね。方向音痴だし。

多分環状線を、2周くらいしたと思う。
車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツが、トンネルの中で、ハザード出した。
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、Sさんが
「右の車線に入って止めろ」
って。言われるままに止めたよ。そこって合流地点だった。

「中洲みたいになってるとこに、バックで車入れろ」
って言うから、その通りにしてライト消した。



5 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:56:39.67 ID:FYZiuSOV0
両側柱になってて、普通に走ってる車からは、振り返って見たとしても、なかなか見つけられないと思う。
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。
Nさんが乗ったベンツは、そのまま走り去った。
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。
俺はこの時も嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。
SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。
映画とかでよく見る、死体袋とかいう黒いやつ。もう中身は、絶対に人間としか思えない。
とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。多分腰抜ける寸前だったんだろう。
何で組の人じゃなくて俺なの?ってその時は思ったけど、その理由も後になれば分かったんだけど。

で、Sさんが
「ポケットに鍵があるから、それ使って、金網の扉の鍵開けろ」
って言うから、言う通りにした。
金網開けて5〜6メートルで、また扉にぶつかる。
扉というより、鉄柵って感じかな。だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。
どうすんだろうな〜と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。
今度は大小ひとつずつの鍵。コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。
中に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。
それを回すと、ガチャって音がして、柵が少し動いた。
右から左に柵が開いた。壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。
鍵を壊して侵入は、出来ない構造らしい。



6 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:56:51.72 ID:FYZiuSOV0
更に先はもう真っ暗。マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
「無断立入厳禁防衛施設庁」って書いてあった。
これは不思議だった。だってここ、道路公団の施設だよね?
ていうか、こんなとこ入って平気なのかな、って思った。

まあこの人たちのやる事だから、抜かりは無いとは思うんだけど、監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。
まあ中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。
鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ要領で開いて、俺たちは中に入った。

SさんもKさんもうっすら汗かき始めてて、随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。
時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。

階段を下りると、ものすごく広い通路が左右に伸びてた。多分幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。
通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かって進んだ。



7 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:57:04.17 ID:FYZiuSOV0
時々休みながら、どれくらい進んだかな。
通路自体は分岐はしてない。ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。
ある扉の前でSさんが止まって言った。

「これじゃねえか。これだろ」

そこには「帝国陸軍第十三号坑道」って書いてあった。字体は古かったけど。
信じられる?今の日本にあるのは陸上自衛隊でしょ。何十年も前のトンネルなのか、これは?
SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして休憩する事にした。
二人とも無言だったから、俺も黙ってた。
しばらくして、Sさんが
「そろそろ行こう」
って言って、袋の片側、多分「足」がある側を持った。そしたら…
「袋」が突然暴れた。
Sさんは不意を突かれて手を放してしまい、弾みで反対側の袋の口から、顔が出てきた。
猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。
どっかで見たことある…
それもあるけど、分かっていながらも、袋からリアルに人が、しかも生きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。
SさんがKさんに
「おい何で目を覚ました!」
「クスリ打てクスリ!」
「袋に戻せ!」
とか言ってるのが聞こえた。
Kさんは
「クスリは持って無い」
とか、何とか答えてた。
その間も「袋」は暴れてた。
暴れてたというか、体を縛られてるらしく、激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。



8 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:57:19.14 ID:FYZiuSOV0
するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。
一瞬「袋」の動きが止まったけど
「ウ〜!」
とすごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。
Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。それでも「袋」は、暴れ続けた。
やがてKさんも加わって、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れたんだと思う。

「袋」の動きが止まった。その時なぜか男は頭を振って、俺に気が付いた。
それまですごい形相で、暴れていた男が、急に泣きそうな顔で俺を見つめた。
Sさんが
「袋に戻せ」
と言うと、Kさんが男の肩のあたりを足で抑えながら袋を引っ張って、男を中に戻した。
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。
男は袋に戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。



9 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:57:32.35 ID:FYZiuSOV0
Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」
Sさんはそう言って、俺を見た。
「お前、こいつの顔を見たか」
「いえ…突然だったんで、何が何だか」

そう答えるのが精一杯だった。
その時に、本当はどこかで見たような気がしたけど、思い出せなかった。

SさんとKさんは、再び動かなくなった「袋」を担ぎ上げた。
それまでと違うのは、真ん中に俺が入ったこと。
もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。

それから、その13号坑道ってやつを延々歩いた。
今までの広い通路とはうって変わって、幅が3mも無いくらいの、狭い通路だった。
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。
幅1mちょいくらいの階段で、ほんの数段下りたところに、扉がついてた。

何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で
「止まれ」
って言った。
そこもまた「帝国陸軍」「帝国陸軍第126号井戸」って書いてあった。
(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた)
それで、Sさんに言われるまま中に入った。



10 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:57:44.87 ID:FYZiuSOV0
中は結構広い部屋だった。小中学校の教室くらいはあったかな。
その真ん中に、確かに井戸があった。でも蓋が閉まってるの。重そうな鉄の蓋。
端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車につながってた。
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、蓋についた鎖が徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。
オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って蓋を開けていった。
完全に蓋が開いたとこで、二人が「袋」を抱え上げた。
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に投げ込んでしまえば、二度と出てこないもんね。
でもひとつだけ分からない事があった。なんで「生きたまま」投げ込む必要があるの?

二人は袋を井戸に落とした。ドボーン!水の中に落ちる音がするはずだった。
でも聞こえてきたのは、バシャッて音。この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。
SさんとKさんも顔を見合わせてた。
Sさんが俺の持っているマグライトを見て、顎をしゃくってみせ首を傾げて「井戸を覗け」ってジェスチャーをした。

マグライトで照らしてみたけど、最初はぼんやりとしか底まで光が届かなかった。
レンズを少し回して焦点を絞ると、小さいけど底まで光が届いた。
光の輪の中には、「袋」の一部が照らし出されてる。
やっぱり枯れてるみたいで、水はほとんど無い。
そこに手が現れた。真っ白い手。さらにつるっぱげで、真っ白な頭頂部。
あれ、さっきの「袋」の人、つるっぱげじゃ無かったよな。
ワケが分かんなくて呆然と考えていたら、また頭が現れた。
え?2人?ますます頭が混乱して、ただ眺めてたら、その頭がすっと上を向いた。目が無い。
空洞とかじゃなくて、鼻の穴みたいな小さい穴がついてるだけ。
理解不能な出来事に、俺たちは全員固まってた。
しかも2人だけじゃ無さそうだ。奴らの周囲でも、何かがうごめいている気配がする。
何だあれ?人間なのか?なぜ井戸の中にいる?何をしている?



11 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:57:58.20 ID:FYZiuSOV0
その時、急に扉が開いて、人が入ってきた。
俺は驚いてライトを落として、立ち上がってた。SさんとKさんも。
入ってきたのはNさんだった。Nさんは俺たちを見て、怪訝そうな顔をした。
「S、もう済んだのか」
Sさんは少しの間呆然としていたけど、すぐに答えた。
「済みました」
Nさんは俺たちの様子を見て、俺たちが井戸の中身を見た事を悟ったみたいだった。
「見たのか、中を」
俺たちはうなずきもせず言葉も発しなかったが、否定しないことが肯定になった。
「さっさと蓋閉めろ」
言われて俺は、慌てて鎖のところに行って、さっきとは反対側の鎖を引いて回した。
少しずつ蓋が閉まっていく。

「余計な事を考えるんじゃねえ。忘れろ」
そう言われた。

確かにそうなんだけど、ぐるぐる考えた。
「殺しちゃまずい」って、Sさんは言ってた。
Sさん自身も、なぜ殺しちゃだめなのか知らなかったんだと思う。
生きたまま落とした理由は?生きたまま…あの化け物のような奴らがいるところへ。

考えたく無くなった。



12 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:58:17.89 ID:FYZiuSOV0
俺たちは来た道を戻り、車で道に出た。
今度はSさんとKさんは、Nさんのベンツに乗っていった。
そしてそれが、3人を見た最後になった。

俺は思い出していた。あのとき「袋」に入っていた男の顔を。
最近出所してきた、会長の3男だった。
出来の悪い男というウワサだった。ケチな仕事で下手を踏み、服役していたらしい。
俺は2、3回しか顔を合わせた事が無かったが、大した事無さそうなのに、威張り散らしてヤな感じだったのを覚えてる。
だからといって、会長の息子を殺すのはアウトだよ。死体を隠したっていずれバレる。
それでも出来るだけバレないように、俺を使って運んだんだろうけど。

あの出来事から2週間くらいして、Nさんが居なくなった。
「お前も姿をくらませ」って、Sさんから電話があった。
バレたんだ。会長の息子を殺ったのを。
組から距離をおいていたのが幸いして、俺は逃げ延びる事ができた。
SさんやKさんがどうなったのかは知らない。
あれから数年、俺は人の多い土地を転々としている。
これはあるネットカフェで書いた。

もうすぐネットカフェも、身分証を見せないと書き込めなくなるらしい。これが最後のチャンスだ。
組の人たちがこれを知れば、どこから書いたのか、すぐに突き止めると思う。
だから俺は、この街には二度と戻ってこない。

誰かあの井戸を突き止めて欲しい。なぜあの井戸に、暴力団なんかが鍵持って入れるのか。
そうしたら俺の追っ手は、皆捕まるかも知れない。
俺は逃げ延びたい。これからも逃げ続けるつもりだ。



13 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:59:01.64 ID:eDiaV6uTa
ほな、また


14 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 09:59:26.08 ID:RCKaweT10
あ、終わりました?


15 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:02:06.99 ID:sqDHzcwc0
これと巨頭オすき


18 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:04:36.77 ID:6DZwf/6L0
>>15
あのくらいのシンプルさと不気味さでいいんだよな怖い話は



21 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:09:45.98 ID:5BBleijx0
>>18
あとは望遠鏡ガリガリガイジも好き



16 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:02:33.75 ID:Qdk5QeQYM
どういうモチベで読めばええんや?


17 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:02:57.06 ID:+95ecbvI0
ずいぶん昔にオムライスのとこかどこかでみた話のような気がする


19 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:06:49.38 ID:0D2isNK90
あぁそう


22 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:14:11.14 ID:VsTiVsHua
これとか地下の丸穴とか昔のやつはシンプルにまとまっててすき


23 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:17:32.08 ID:2XEQB1Jyr
ガバガバセキュリティの防衛省施設定期


24 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:17:34.50 ID:IvTDUsiua
ヤクザって構成員の名簿警察に渡して全員把握されとるわけやしお偉いさんの息子ってポジの人間が急にいなくなったら大騒ぎやろ


25 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:21:25.92 ID:UAHO3jkMd
宗教施設のやつ好き
トイレに逃げるやつ



30 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:28:48.53 ID:OgNI0yKJ0
>>25
地下の丸穴やなあれは俺も好き



26 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:21:42.49 ID:ttrx/LlEa
描写の細かさが凄い


27 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:24:37.71 ID:HixB02/20
もっとハラ


28 : おにぎり :2023/01/15(日) 10:27:26.50 ID:8Nu5xH7N0
白い目が無い奴ってバイオ2で不死身のアレモデル?


29 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:28:35.00 ID:Hi4XACmk0
怖いか?
バケモンでない方が怖い気がする



31 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:39:02.20 ID:RCKaweT10
正体は潜在意識が具現化したもの。イドの怪物。


32 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:40:08.55 ID:FYZiuSOV0
597 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2005/11/20(日) 10:01:34 ID:WahbDJhc0
狩猟をし、山菜を売り、剥製を作り、民芸品も作る。
本人によれば、山に寄生しているようなものだという。
とんでもない山奥に、そんな男がいた。

ずっと昔、遭難者の遺体を何体か、剥製の製作技術を生かして加工し、日持ちするようにしたことがあるという。
普通は医者がすべきことだが、遺体を山から搬出するのに数日かかるような辺境では、
彼のような技術者にでも頼む他ない。
正式には、どこからの依頼だったか聞いたはずだが、泥酔していた俺の記憶は、あちこちで飛んでしまっている。
たいていは損傷箇所を修復し、人に見せられる状態まで復元し、 簡単な防腐処理を施すだけだったが、
時には例外もあった。

警察から、彼の手元に若い女性の遺体が届けられた時のことだ。
防腐処理の準備をしていると、遺体の父親が訪ねてきた。
遺体は実家まで持ち帰り、きちんとした葬式をした上で焼くことにしたと告げられ、
間に合わせの防腐処理でなく、もっときちんと加工して欲しいと要求された。
時間はいくらかかっても構わない。
綺麗な姿で家に帰したいという言葉には説得力があった。
要望を取り入れると、ほとんど剥製と変わらなくなる。
そのあたりで、妙だな、とは無論思った。



33 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:40:25.61 ID:FYZiuSOV0
598 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2005/11/20(日) 10:03:06 ID:WahbDJhc0
承諾し、生まれて初めての人間の剥製を手がけることになった。
うまくいかない部分もあったが、父親はその出来栄えに満足し、相当な額の謝礼を置き、遺体とともに帰った。
実は、剥製を作っている最中、目の前にいる娘の遺体を山の広場で焼いたという話を彼は聞いていた。
何を焼いたのか知らないが、娘の遺体は、確かに彼の手元にあった。
多額の謝礼には、口止め料も含まれているのだろうと彼は思った。
こんな山奥では、一生かかっても使い切れそうもない金額だった。

遺体の父親はその後、何度も訪ねてきた。
子供を失った親が、どうしても子供を焼く気になれず・・・といった理由で、
ドライアイス漬けの遺体を持ち込むこともあった。
まずいことになったと気付いたのは、人間の剥製を、すでに何体か作ってからだった。

彼が手がけた剥製が、特殊な販売ルートで売買されていることも聞かされ、
どうやって手に入れたか知れないような、若い女性の遺体ばかりが持ち込まれるようになった。
最後の依頼になった女性の遺体を持ち込んだ後、ある地方を大災害が襲い、
その『父親』は、それきり来なくなった。
剥製は完成したが、引き取り手はないままだった。

彼は今も山で暮らしている。
無論、人間の剥製を依頼しに来る者はいない。
それでも彼は、人間の剥製を作りたくなることがあるのだという。



34 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:41:50.02 ID:6X0yeaWEM
今見たら失笑もんやな


35 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:43:11.00 ID:FYZiuSOV0
404 :本当にあった怖い名無し:2010/07/20(火) 20:26:32 ID:cPOOejKs0
一度だけ洒落にならない体験をしたのだけど、誰も信じてくれないからここに書く。
ついでに目撃情報も求む。

学生だった頃、毎週末一人キャンプに興じてた時期があった。
金曜日から日曜日にかけてどこかの野山に寝泊りする、というだけの面白みもくそもないキャンプ。
友達のいない俺は、寂しさを広大な自然の中にまぎれこませていたのだった。

それでまあ、その日は岐阜の方面に向かってたんだけど、
地図も持ってないもんだから、正確にはどこへ行ってたのかよく分からない。
とにかく野営によさげな山を見つけたので、そこで一泊することにした。

ご飯食べて、ヤングジャンプ読んでたらもう夜中だ。
暇だなあとか思ってたら、急にテントのチャックを開けられた。
え、なに。管理人?それとも通報された?とか、もうビックリして死ぬかと思ったけど、
立ってたのは普通の爺さん。
中覗きこんで、「もし、旅かな?」と聞かれた。
返事できるような状態じゃなかったので、頭だけコクコクって返事したら、そのままどっか行った。
民家まで1kmはあるような山奥に、まさか人がいるとは思わなかったね。
最初は幽霊かと思ったけど、どう見ても人間だった。
むしろ変質者かサイコ野郎か泥棒で、俺を狙ってるんじゃ・・と考えると寝るにも寝れない。
うわあぁどうしよう・・・って落ち込んでたら、またチャックが開いて、今度は中年のおっさん。



36 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:43:26.02 ID:FYZiuSOV0
406 :本当にあった怖い名無し:2010/07/20(火) 20:29:20 ID:cPOOejKs0
そいつも、「もし、旅かな?」って聞いてくる。また頷いたらそのままどっかへ行った。
からわれてるのかなんなのか分からないけど、もうダメだここは、離れよう。そう思った。
けど、テントの外は月明かりも無いような暗黒世界で、おまけに変質者が二人もうろついてる。
でた矢先に包丁でグサーとか怖いこと想像して、30分くらい悩んだあげく、でることにした。
護身用にマグライトを装備して、恐る恐る外にでると誰もいない。
今のうちだと、猛スピードでテントの片付けを開始した。

そしたら終わる頃になって、二人がまた近づいて来たんだよ。
俺が心臓バクバクさせてテント片付けてる横から、「帰るのかい?まだ夜なのに」って声かけてくる。
「ええ、まあ急用思い出しまして」と答えつつも、荷物をバイクにくくりつけて、
それじゃあとオッサン達のほうにライトを向けたら、光が何か変。途中で途切れてる。
なんじゃこらあと後ろの方を良く見たら、
全長4mくらいありそうな黒衣が、屈んでオッサンと爺さんを動かしてる。
あの顔の垂れみたいなのの奥に目を光らせながら、口モゴモゴさせて喋ってたんだ。

短い命だったな・・・とか思ってる暇も無く、バイクに跨って逃げた。
そのまま麓にある神社に転がり込んで、迷惑にならないだろうところにテントはって寝た。

翌朝、なんか騒がしくて目が覚めたら、ちょうどチャックが開くところを見てしまって、
まさか追いかけてきたのかと絶望的な気分になったが、
神主が「ここにテント張るな」っと怒鳴ってただけだった。
かくかくしかじかって訳なんですよ、と話すと、
「あーそれ、あそこの山の神様だから、どうにもできないよー。
 でも良かったね神様に会えて。僕は見たことないけど、たまに見たって言う人いるんだよねー」と。
なんかイラッとする口調だった。
害は無いらしいから、そのまま帰ってきた。

害が無いとかそういう問題じゃない。
あんなもの野放しにされたらたまったもんじゃない。



37 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:44:35.57 ID:FYZiuSOV0
『酒でも飲もう』
501 :雷鳥一号:03/12/03 21:21
知り合いの話。

自分の持ち山で草刈りをしていた時のこと。
一休憩して酒でも飲もうと、荷物を置いた所へ行ったのだという。
酒を入れた水筒だけが失くなっていた。
いくら探しても見つからず、腹を立てながら仕事に戻った。

夕方、そろそろ帰ろうかと荷物を取りに行った。
そこには、茸と山葡萄そしてアケビが、小山のように盛ってあったそうだ。


『赤ん坊を抱いていた』
502 :雷鳥一号:03/12/03 21:24
先輩の話。

数人の仲間と山中を縦走していた時のこと。
そのあたりは火山帯で、キャンプ地から少し歩いた所に温泉が湧いていた。
寝る前に湯につかろうと、皆で出かけたそうだ。

温泉には先客がいて、若い女性が赤ん坊を抱いてつかっていた。
混浴の表示があったので喜んで湯につかったのだとか。
ちらちら盗み見するうちに、皆が気づいた。

その赤ん坊は、女の人の身体から生えていた。
誰も口を開かず、静かに湯から上がって、キャンプ場へ逃げ帰ったそうだ。



38 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:47:08.14 ID:FYZiuSOV0
『ビッグフット』
798 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/02/14 01:09
友人の話。

ビッグフットと呼ばれる獣人が、アメリカの山にいると言われている。
友人がアメリカの森林公園に行った時、ビッグフットを見たことがあるというガイドと知り合いになったらしい。

ガイドが言うには、その公園内には蛙が群生している沢があるという。
そこで彼がある仕事をしていると、急に生臭いにおいが立ち込めた。
目前の繁みが音を立てて分かれ、黒い毛むくじゃらの人型生物が現れる。
そいつは彼より頭一つは大きくて、片手に大きな蛙をぶら下げていた。

しばらく睨み合いをした後、ビッグフットは蛙を口の中に押し込んだ。
やらないぞ、と言っているみたいだったという。
身を固くしている彼を残し、獣人は悠然と山の中へ去って行ったそうだ。

 だから、蛙の多い場所には人を連れて近寄らないことにしたんだ。
 客に何かあったら不味いからね。

最後に、彼はぽつりと一言こう付け加えた。

 俺も、もう遭いたくないしな。



39 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:49:17.63 ID:FYZiuSOV0
『そこに登って死んではならない』
563 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/04/13(月) 23:57:22 ID:hRuSiG890
知り合いの話。

彼の地元には一つ険しい峰があった。
「そこに登って死んではならない」という約束事が厳しく守られていたという。
そこに入る時は必ず複数人で登り、事故等の不幸があった場合にも、すぐに遺体を近場の谷地に降ろせる態勢で臨んでいた。

「前みたく山の神サァに、人の味を覚えられると困るからの」
そうこぼした祖父の言葉が気にかかったが、一体過去にどんなことがあったのかは終に教えてくれなかったそうだ。



40 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:49:54.16 ID:FYZiuSOV0
578 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2012/07/27(金) 19:56:52.02 ID:alRUP7m90
アメリカで聞いた話。

留学先の大学で仲良くなった男子学生が、こんな話をしてくれた。
「俺の故郷の、インディアン達に伝わっている話なんだけどさ。
 大昔そこの部族じゃ、よくよく異形の赤ん坊が産まれていたらしいんだ。
 鱗と尻尾が生えていて、手足にゃ水掻きが付いていたんだと」

「そんな時は、部族の伝説に伝わる英雄に祈ったんだって。
 ヤナールハって名前の、シャーマンヒーローらしいんだけどな。
 “英雄の墳墓”と呼ばれる丘が山の中腹にあって、そこの石室に問題のある赤ん坊を一晩入れておく。
 すると翌朝、その赤ん坊は普通の人間の姿となっているんだとさ。
 まぁ姿は普通になっても、衰弱して死んでたこともあったみたいだけど」

「俺は散々、親爺からこう言われて育ったんだ。
 『お前には産まれた時に尻尾があったんで、ありがたくも伝説の勇者様に助けてもらったんだぞ』ってね。
 これをニヤニヤ笑いながら言うんだぜ、我が父君はまったく質が悪い」

「だから俺も、自分に子が産まれたら、『お前には〜』ってやってやるんだ」
すごく良い笑顔で、彼はそう宣った。



41 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:52:15.09 ID:IvTDUsiua
初めて見る話多いな


42 : 風吹けば名無し :2023/01/15(日) 10:55:49.50 ID:rN0CKh2Ka
イラストみたいにそのうち怖い小話もAIが生み出してくれるようになったりするんだろうか

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