2015年02月26日

ヒトは協力する際、前頭前野で相手への「罪悪感」を計算する - NICTが解明

1 : Mogtan ★@\(^o^)/[sageteoff] :2015/02/26(木) 08:46:55.48 ID:???.net
掲載日:2015年2月25日
http://news.mynavi.jp/news/2015/02/25/161/


 情報通信研究機構(NICT)は2月25日、ヒトの協力行動における前頭前野の機能を解明したと発表した。

 同成果はNICT脳情報通信融合研究センターの春野雅彦 主任研究委員らによるもので、米科学誌「The Journal of Neuroscience」の2月25日号に掲載される。

 なぜヒトは協力するのかという問題に対しては近年まで、「自分の取り分を増やしたいと活動する古い脳(皮質下)の働きを、理性的な新しい脳(前頭前野)が抑制して協力が生じる」という説が有力視されていた。春野主任研究員らは2010年に行った研究で、皮質下に位置する扁桃体が「不平等」に反応し、その活動が協力行動の個人差に関係することを報告しており、従来説が必ずしも正しくないことを示していた。一方、前頭前野が協力行動に関わるという報告も多くあり、その機能は謎とされていた。

 今回、春野主任研究員らは近年の経済学で「不平等」とともに重要性が指摘されている「罪悪感」に着目し、41名の被験者に、新たに考案した信頼ゲームを行わせ、この時の脳の血流をfMRI装置によって観測した。

 このゲームは2名のプレイヤーA、Bがペアになって行う。まず、Aがゲームへ参加するか不参加かを決定し、次にBが協力するかどうかを決める。それぞれのプレイヤーは選択に応じて異なるお金が配分される。なお、参加を選ぶAはBが協力するかどうかの期待確率を答える。つまり、Bは協力する場合としない場合の両プレイヤーへの配分額とAの期待度を知った上で行動を決めることになる。

ゲームでプレイヤーが見る画面



 配分額はAの場合、"Bが協力した時"が最も多く、次に"Aが参加しない場合"、"Bが協力しない場合"の順で設定。一方、Bの配分額は、"Aに協力しない時"が最も多く、次に"Aに協力するとき"、"Aが参加しない時"の順になるように設定した。したがってAが参加を選択した場合、一番多い配分額を期待してBの協力に信頼を寄せることになる。また、Bは"協力しない"を選択した場合、Aの信頼を裏切り、高い配分を受けるので「罪悪感」を感じる事になる。同研究では、配分額をゲームごとに変更することで、プレイヤーBが感じる「不平等」と「罪悪感」の程度を操作できるようにした。

BはAに協力する場合、最も多い配分額を得ることができないため、「不平等」を感じる。一方、Aに協力しない場合は信頼を裏切るため「罪悪感」を感じる。



 これにより得られたデータを解析したところ、右前頭前野の活動が「罪悪感」と、扁桃体と側坐核の活動が「不平等」と連動していることが判明した。これは行動決定における前頭前野の機能が「罪悪感」の計算であることを示唆している。

 研究ではさらに、22名の別の被験者に対し、前頭前野へ電流刺激を行いながら信頼ゲームを実施し、電流刺激を行わなかった場合と比較した。電流刺激によって「罪悪感」に基づく協力行動が増加するのに対し、「不平等」に基づく協力行動は変化せず、右前頭前野の脳活動が示す「罪悪感」と協力行動の間の因果関係が示された。

 同研究グループは今回の知見について、ヒトに固有な大規模な社会やコミュニケーション能力が進化したメカニズムの理解や社会認知と深く関係する発達や精神疾患の類型化に貢献することが期待されるとしている。

頭皮の表面に数センチ角の電極を貼り、乾電池と同程度の電流を流すことで脳活動を変化させた。



<参照>
プレスリリース | ヒトの協力行動における前頭前野の機能を解明 | NICT-独立行政法人 情報通信研究機構
http://www.nict.go.jp/press/2015/02/25-1.html


Selective Increase of Intention-Based Economic Decisions by Noninvasive Brain Stimulation to the Dorsolateral Prefrontal Cortex
http://www.jneurosci.org/content/35/8/3412.abstract


転載元スレッド:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1424908015/
【神経科学/ゲーム理論】ヒトは協力する際、前頭前野で相手への「罪悪感」を計算する - NICTが解明





2 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 08:57:36.21 ID:G8Mrtzh3.net
民族によって差がでかそう


4 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 09:12:49.57 ID:n2mOon8l.net
NICTってこんなこともしてるんだねえ。

チームを組む際に覚えておこう



5 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 09:23:40.89 ID:pHwFPGDW.net
人間の脳みそは鍛えないと本来の力を発揮できないからね、、、

バイオレンスな社会だと罪悪感なんてなくなるし、
平和すぎてもトレーニングする機会がなくなる。



6 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 09:26:52.78 ID:5mKm7iiC.net
やたら公平な分配などに固執して理屈並べてる奴って
実は理性的ではなく本能に従ってるってことかw



14 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 11:28:22.85 ID:mi2N9TFY.net
>>6
いや、理性も本能。



7 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 09:27:54.96 ID:eksUkmB/.net
fMRIによる脳機能解析は負け犬の研究テーマ。優秀な奴はもうこの分野には見向きもしない( ・ω・)y─┛〜〜


8 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 09:38:10.84 ID:UjSCR8uF.net
前頭の何枚目?筆頭?


9 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 09:38:33.89 ID:tJicknEY.net
>>1
まあ、シロウト分析だな。

そもそも「罪悪」とは、宗教上の戒律や政治上の法律ができて初めて使われ出した言葉。
それ以前には無かった概念。

大体、人間の「協力行為」とは、まず最初にグループを引っ張るリーダーがおり、
そのリーダーの意志に従う形でなされるのが発祥の形態なのである。

対等の力を持った者が集まり、協力して物事を行うということは、原始の人間社会では有り得なかった。
そして、リーダーの下で協力行為を行うのは、何も人間だけに限ったことではなく、オオカミなどの野生動物でも普通に見られることである。



23 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 13:01:09.65 ID:C+q2y0Pu.net
>>9
まず否定からしか入れないバカが現れたか……
こんな記事を読んだだけで研究者すら思いつけなかった真実を発見する超天才だと自分では思ってるんだろうな
実際は単にヒネたバカだけどな
こんな人間を育てた親もクズ以下の存在だったんだろう



10 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 09:59:38.22 ID:l0mgjCq8.net
嫌いな奴をシカトしてるとだんだん罪悪感で辛くなる

こんな気持ちになるぐらいならアイツと仲良くしようと思うようになる

自分は昔からこんな感じ
人間関係を築くのにも罪悪感て結構関係あるように思う



11 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 10:11:29.81 ID:tN8pgpl7.net
罪悪感は、培われたモラルの意識に依存する
協力するか否かは、モラル意識に大きく関係するのかい



12 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 10:17:12.45 ID:VRcx9tUI.net
>>1
複雑な判断には前頭前野を使う。
って発見と何が違うの?

高次の能力は何でも前頭前野と関係させられているから
何の驚きも発見も感じないのだが?



13 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 11:26:31.72 ID:7j6DzyH/.net
短期的には利他的選択だが長期的には利己的選択になる
というケースがしばしばある。
協力の選択はその例の1つとされる。
DNAを介した自然選択でも協力の選択は可能。

でも同じ環境のなかでもケースバイケースが著しいと
遺伝子では選択の柔軟性に欠ける。

そこで活躍するのがケースバイケースを計算できる脳。



15 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 11:30:23.89 ID:mi2N9TFY.net
悪者になりきれないのは、周りの環境とうまくやらないと生き残れなかった進化の過程上、本能的に備わる意識のベクトルだわな。
でも悪意しかない環境とかで、自分が裏切らねばダメになりそうな時に、人は裏切るのだろう。



16 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 11:31:28.20 ID:7j6DzyH/.net
ケースバイケースがなく固定化された環境:
これはDNAの選択で対応可能

規則性の高いケースバイケースの環境(例えば季節変動など):
これもDNAレベルの選択で対応可能

不規則性のあるケースバイケースの環境:
こういう場面での選択には脳の計算が必要になってくる



17 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 11:33:52.19 ID:if808crs.net
罪悪感みたいなゲームシステムわざわざ作っといて
協力する際、罪悪感がーとかイミフすぎる。それともスレタイだけか?



18 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 11:34:55.21 ID:7j6DzyH/.net
脳の機能局在説って水頭症の子の事例で否定されているはず。


20 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 11:52:19.35 ID:krC5orVn.net
家庭用対戦ゲームのネット対戦対応が普通になった昨今
リリースから日が経っているゲームでは新規プレイヤーへの対応として

「ゲーム人口を減らさないためにも手加減をしてゲームを楽しませる配慮をすべきだ」
「いかなる相手でも手を抜くのは舐めプレイ(侮辱行為)に当たり、全力で倒すべきだ」

といった具合に揉めることがよくあります



21 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 12:05:45.30 ID:G8Mrtzh3.net
難しいだろうが乳幼児でこの手の実験ができれば有意義かもな


22 : 名無しのひみつ@\(^o^)/ :2015/02/26(木) 12:38:56.21 ID:uFNzsaKz.net
この手の話は人種とか宗教とかの関係も大きいと考える。
日本人の研究者が日本人を調べただけでは分からないと思う。
日本人の場合はこうだった。
では欧米の白人キリスト教徒の場合はどうか?
アラブのイスラム教徒の場合はどうか?
そういう調査と分析も必要だと思う。



24 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 13:39:06.56 ID:sftF/jFB.net
AI組むなら罪悪感回路を入れると完成度が上がるんだな


26 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 14:33:40.57 ID:Kdr5Zze+.net
パーティーゲームによくある心理だな


27 : 名無しのひみつ@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 14:56:30.98 ID:D7sSUjOZ.net
楽しそう、好きな事だったら協力するかもしれないし
協力する相手の種類によっても違うよね



28 : 七つの海の名無しさん@\(^o^)/[sage] :2015/02/26(木) 15:05:41.02 ID:k+rZFVkE.net
NICTってどう読む、ニコットか
気になるAmazonの本


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